
2025年9月18日 京都市岡崎公園にある京セラ美術館 民藝展に行ってきました。
民藝とは
民藝とは民衆的工芸の意味で「日常の暮らしの中に美の価値を見出す」という考え方です。
東京の思想家,柳宗悦が100年前に提唱しました。
この考えに賛同したのが 陶芸家、河井寛次郎や濱田庄司らです。
彼らはこの考えを京都で深め、実践していったのです。
今回の京セラ美術館の民藝展は民藝が誕生して100年を記念して企画されました。
京セラ美術館の民藝展
民藝を支持した芸術家たちの作品や収集した品々が多く展示されていました。
どの作品も庶民の家にありそうで、なおかつ、とても実用的で
それでいて素朴で力強い美しさに満ち溢れています。
民藝が京都で生まれ、たくましく育っていったことに誇りを感じます。



私は、河井寛次郎の作品に目を奪われました。
河井寛次郎の作品は陶芸だけにとどまりません。
どれも個性的かつユニーク、大胆な力強さにあふれています。
特に好きなのは木造の母子像です。上の写真の右端です。
ほっぺのふっくらした母と子が顔と顔を近づけています。
母が子を抱っこしている微笑ましい像です。
京セラ美術館の庭



京セラ美術館には庭があります。松や芝生、池がとても見事です。
美術品に触れたあとは、自然が、まぶしく映ります。
ぜひ、実際に行ってみてください。


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